時には音の話を。6

2012.12.18.12:38

ラストいきます!

「きっかけ」の話

一般に「出会ったきっかけは~」なんて使うやつですね
音・明かりを入れる/消す/変化させる時の
まさにきっかけとなる言葉や動作のことを指します
そこから転じて、明かりや音を変化させる一連の流れの練習のことを指したりもする
「本を開く」動作をきっかけにして、音楽が流れ、明かりが変わる
ってやつです

私、思うんですけど
音や明かりって、ドラマや映画の、カメラワークの役割もあるんです
カメラを通すと観る部分が限定されるじゃないですか
作り手の意図が伝えやすいんです
セリフを言う時の、この表情を観てほしい
この人の気持ちに共感してほしい
この雰囲気を感じてほしい
そう思ったらそこを撮る、見せる、ということが可能ですよね
場所を変えることだって出来ちゃう

ところが舞台ではそうはいかなくて
お客さんにお任せするしかないんです
「ここは異世界!」って想像してもらったり
どこを見て何を感じるか、お客さん次第の部分が大きいですよね
もちろん、どこを観ていてもいいようにこちらは作るのですが
好きな見方をしてもらえればいいと思うのですが
でもやっぱり、観てほしいところはある
それを届けるのを手伝うのが明かりや音の仕事の一つだと思うんです
自然と目がいく
気持ちが伝わる
見やすい舞台を作るためのお手伝いです

ちなみに、うちの劇団では
「この人の、この表情に合わせて」とか
「左足が止まった瞬間」とか「言葉を喋る直前」とか
エスパーかよ!ってタイミングで音を出せって言われることもあります
しかも、音と明かりでぴったしばっちり合わせて、とか言う
ちょっとずれるとすかさず怒られます

ちなみにエスパーじゃなくても出来るんですよ
すべては舞台上で成り立っているから
ちゃんと見て、アンテナを張っていれば
役者の呼吸ひとつ、表情ひとつでも拾ってこれるんですよ
集中力勝負ですけどね

今回、難しかったのは
本にまつわるきっかけですね
「表紙を開く」なのか
「本の世界に浸る」なのか
「あるページが目に飛び込んだ瞬間」なのか
ああでもない、こうでもないと考えました
色んな本が出てきます
色んな気持ちが溢れます
それぞれのシーンで、一番「伝わりやすい」タイミングを探っています

ちゃんと伝わっていたならとても嬉しいです

さて
長々と書いてきました
こんな感じでやってました
とりあえずこれで今回の分はおしまいです
拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました
また頑張ろうと思います

・・・気が向いたときに、またふらっと書くかもしれませんが・・・(笑)
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子育てとか芝居とか、実験とか雑用とか、猫いじりとかしています。

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